帝王切開
帝王切開とは?
母子の身体の安全のために、お腹を切って赤ちゃんを取り出すのが「帝王切開」です。
お腹を切る、ということは妊婦さんにとってショッキングなことではありますが、どれだけ体重管理をしっかりしても、安産のために努力しても、帝王切開をせざるを得ないケースというのは一定の割合で発生します。現在は、8人に1人程度の割合で、帝王切開が行われています。
帝王切開が必要になるケース
当院では、以下のようなときには、母子の安全を確保するため、原則的に帝王切開を行います。
逆子(骨盤位)
逆子であると分かったときには、28週以降に、逆子を治す体操や、外回転術(外部から、赤ちゃんの位置を治す方法)を行います。
それでも治らないときには、帝王切開を行います。ただし、ご夫婦のご希望、母子の健康状態などによっては、経膣分娩が可能なケースもあります。
前回が帝王切開だった
前回が帝王切開だった場合は、基本的に今回も帝王切開となります。
双子
双子の場合も、帝王切開による分娩となりますが、胎児の位置などの条件が揃えば、経膣分娩が可能なケースもあります。
骨盤の小さい方
お母様の体格が、胎児の大きさの割に小さい場合、診察・検査の上で、帝王切開による分娩をお勧めすることがあります。
子宮頸管縫縮術
妊娠中期までに子宮口の開大が認められ、流産・早産のリスクが高まった場合には、子宮口を縫い縮める手術「子宮頸管縫縮術」を行います。
人工妊娠中絶手術
近藤産婦人科医院では、母体保護法に基づく人工妊娠中絶手術を行っております。
妊娠11週6日目までの「初期中絶手術」、妊娠12週以降の「中期中絶手術」のいずれにも対応しております。
豊富な経験と丁寧な処置により、痛みを最小限に抑えた手術を受けていただけます。
流産手術
子宮内で胎児の発育や心拍が確認できないといった場合には「流産手術」を行います。