近藤産婦人科医院 〒617-0823 京都府長岡京市長岡2丁目2−32 TEL:075-953-2000

更年期障害

更年期障害とは?

女性は、平均して50歳前後で閉経を迎えます。そして閉経を境に、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が大幅に減少します。このことをきっかけとして、心身にさまざまな不調が起こることがあります。
閉経を挟んだ前後10年間、つまりおおよそ45歳から55歳にかけて「更年期」と呼び、更年期に起こるさまざまな心身の不調を「更年期障害」と呼びます。
中には更年期障害を全く感じずに、元気に、そして健康に年齢を重ねる方もいらっしゃいます。ただ、更年期は女性にとって、お子様の進学・就職、子育ての終了、パートナーの定年退職、介護など、生活が一変するタイミングと重なりやすい時期です。そのために過剰なストレスを抱え、更年期障害に複雑に絡み合って症状として現れるケースが多く見られます。
「私は気にしないタイプだから」と思っていても、重い更年期障害に陥ることがあります。深刻に考えすぎる必要はありませんが、誰にでも起こり得るもの、と捉えておき、何か気がつくことがあれば、お気軽にご相談ください。
近藤産婦人科医院では、患者様の症状やライフスタイルに合った、適切な治療をご提案しております。

なぜ更年期障害になるのか?

更年期障害は、閉経を境として急激にエストロゲンの分泌量が低下し、体内の女性ホルモンのバランスが崩れることを主な原因として発症します。
また、お子様の進学・就職、子育ての終了、パートナーの定年退職、介護などの生活の変化などにより、心身のストレスが加わり、発症のきっかけとなったり、症状を重くしている可能性もあります。

更年期障害で現れる症状は?

更年期障害の症状は、以下のように分類されます。
症状が全身に現れる一方で、「ちょっと体調が悪いだけだろう」「歳のせいだろう」と考えられがちで、受診が遅れるケースがよく見られます。40歳以降は、以下の症状に気をつけ、気軽に相談できる「かかりつけ医」を見つけておきましょう。

1自律神経失調症状

多汗、のぼせ、ホットフラッシュ(顔から始まり頭部・胸部に広がるほてり・発汗)、寒気、冷え症、動悸、息切れ、胸の痛み、疲労が抜けない、頭痛、目まいなど

2精神症状

イライラ、抑うつ気分、怒りっぽくなるなど

3その他の症状

肩こり、腰痛、関節痛、吐き気・嘔吐、食欲不振、皮膚の乾燥、頻尿、外陰部の不快感など

更年期障害の治療は?

更年期障害は、その症状がさまざまである故、治療法もまた多様です。近藤産婦人科医院では、患者様の症状やライフスタイルに合わせた治療を行います。

漢方療法

漢方療法身体に優しい漢方を服用していただき、症状の緩和を目指します。
複合的な効果の期待できる漢方は、さまざまな全身症状を伴う更年期障害に効果的です。
患者様の症状に合わせて処方いたします。

ホルモン補充療法

更年期障害の大きな原因である、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量の低下。女性ホルモンの量を補い、症状の緩和を目指します。
中高年の女性に起こりやすい「骨粗鬆症」の予防・改善にも効果があります。
副作用をご心配される方もいらっしゃいますが、医師の管理のもと、適切な診察の上で行えば、安全なホルモン補充ができます。

プラセンタ療法

プラセンタ療法ヒトの胎盤を原料としたプラセンタを、注射により体内に取り込みます。
自然治癒力の向上により、症状の緩和が期待できます。
また、更年期障害に対しては、保険が適用されます。

対症療法

更年期障害の症状は、ときに日常生活に支障をきたすほど重くなります。
治療ではなく、症状の緩和を目的として行うのが対症療法です。貧血に対しては造血薬、月経量の過多に対しては止血薬、頭痛に対しては痛み止め、といったように、特定の症状を見定めて行います。
一時しのぎのようにきこえるかもしれませんが、日常生活をこれまで通り送れることで、身体は楽になりますし、精神的な面でも前向きになれます。

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